Furniture
インテリアは1800年代英国ロイヤルファミリーで
使用されていた家具や壁紙を採用。
1つ1つ語られる歴史があり、
長い間多くの知恵の中心に置かれていた
経験豊かな家具で構成されています。
1つ1つもはや世界で1点ものとなっている
重厚な家具から
ぜひエネルギーを感じていただけますと幸いです。
ここではほんの一部、
その歴史をご紹介します
1.King George
- 19世紀後半、当時のジョージ王(キングジョージ)時代にロイヤルワラント(王室御用達)のもと製作されたテーブル
- お城などのレセプション用テーブルとして使われていたとされています
- 硬質かつ良質なオーク材の入手は今では間違いなく困難ですが、それを贅沢に使用しています
- また一目で分かる重厚な彫刻など、ここまでのアンティークを目にかかれるのも奇跡に近い逸品です
- 脚や貫、天板の小口部分にガドルーンと呼ばれる装飾はジャコビアン様式を代表するもので細かく手彫りで作られています
- 王室御用達に認められた当時の才能豊かな芸術家が作り上げた家具を越えた逸品です
2.Side Board
- 1880~90年頃、レイトヴィクトリアン時代に英国で製作された逸品
- 最大の魅力はオークの中でも最高の品質を誇ると言われているポラードオークを贅沢に使用している点。ポラードオークは、生育方法が非常に特殊で、分かれた枝を全て切りながら育てられます。その為、充分な栄養を得た幹は通常のオーク材と比べて非常に木の密度が高く、木目がぎっしりと詰まっています。
- なかでも個性的な”杢目”をもつポラードオークを家具に使うことは、当時のステイタス。敢えて彫刻は少なく、ポラードオークそのものが持つ高級感とヴィクトリアンシフォネアのデザインにすることにより、その風合いを際立たせているのも見どころです
- そもそも、ヴィクトリアン時代はフランスのロココ様式を取り入れ、かつトラディショナルな英国様式と融合した時代。現在に残るアンティークデザインを代表するスタイルが数多く生まれた時代でもあります。
- こちらのサイドボードも元はフランススタイルであるシフォネアをベースとし、ヴィクトリアン・ロココ様式を代表するロカイユの繊細な装飾が共鳴して独特な存在感を醸し出しています
- デザインだけでなく、キッチンボードとしての能力も秀逸で、上部のドロワーにはカトラリーを、オープンになったセンターには大皿を収納・取り出しやすい作りに。また右下にはボトルストッカーも設備され、当時の貴族階級の宴の様子を伺うことができるそう。
- まさに名実ともに「最高クラスのアンティーク」といえます
3.Oval Back Armchair
- 1920~30年代に作られた、ヴィクトリアンスタイルベースのオーヴァルバック・アームチェア
- ”カメオ”のブローチのようにも見えるそのバックレストは、俗に”カメオバック”などとも呼ばれています
- ヴィクトリアン時代にフランスロココ調の流れを汲んだ”スプーンバック”スタイルが確立され、その流れから1850~に登場したのがこの楕円形の背もたれを持つオーヴァルバック
- スプーンバックチェアは背もたれにボタン留めされたものが主流ですが、贅沢にもマホガニー材による楕円を描いたフレームで背と座に抜けを作り、さらにボタン留めを無くすことでスッキリとした印象に。装飾過多になりすぎず軽やかなデザインにすることで新たなアンティークのスタイルとして確立されました
- 全体的にゆるやかな曲線が描かれる優雅なデザインからも伺えますが、元々女性のためのパーソナルチェア
- ロー&ワイドなフォルムは一人がけソファの感覚でお使いいただけ、カメオのアクセサリーのように、腰掛ける女性を華やかに着飾ってくれます
4.Sanderson Wallpaper
- アーサー・サンダーソンにより1860年に創設
- 英国王室御用達の栄誉を賜り、インテリアファブリックと壁紙の分野でもっとも長く存続しているブランドです。創業以来、ボタニカルの花柄デザインを中心に、定評のあるデザインで芸術的にも技術的にも最高の品質を追い求めています
- 伝統に根ざした懐かしさと、今を呼吸する新しさがひとつに溶け合う世界に出会えます。